歯の一生はママの胎内から始まっています

赤ちゃんの乳歯は普通、生後6カ月ごろから生え始めますが、じつは歯の芽である「歯胚」は、妊娠6~8週というごく初期から作られ始めています。
妊娠4~6カ月ごろにだんだんと歯の形に近づき、誕生するころにはほとんど完成に近い歯の形になって歯肉の中に隠れているのです。
 
また永久歯が生えるのは5~6歳からなので妊娠中は無関係と思われがちですが、永久歯の歯胚の一部も妊娠4カ月ごろになると乳歯の歯胚の下で成長を始めます。

産まれてくる赤ちゃんの歯が強くなるように、お母さんの健康状態や栄養管理を良好に保ちたいものです。

健康な永久歯は健康な乳歯から

赤ちゃんの乳歯は、生後6カ月ころから生え始めます。上の歯と下の歯はそれぞれ10本ずつ、合わせて20本生えそろうのがだいたい2歳半から3歳。生える順番や時期には個人差があります。

乳歯は、約6~12年後に永久歯に生えかわります。このため「少しくらい虫歯になっても気にしない」というお母さんが残念ながらいるようです。

しかし乳歯の役割は食べ物をかむことだけではありません。顔の形を整え、正しい発音ができるように手助けをします。また乳歯が正しい歯並びを保つことによって、その下に控えている永久歯が正しい位置に生えてこられるのです。
ですから乳歯の虫歯が悪化して歯を抜くことは、できるだけ避けたいものです。

ところが乳歯は永久歯とくらべて虫歯になりやすく、進行も早いといいます。
なぜなら生えたての歯は、表面のエナメル質が完全にできあがっていないから。エナメル質は何年もかけてカルシウムやリンを取り入れ、徐々に強くなっていくのです。またエナメル質の下にある象牙質も薄く、いったん虫歯菌に穴をあけられると、一気に歯髄(神経)まで侵されます。

毎日しっかりとみがいてあげて、歯科検診も受けてください。歯科医院で塗るフッ素も虫歯予防に有効です。